二松學舍大学がソーシャルレジデンスを留学生の寮に指定

法人事例/大規模シェアハウス

2017年11月24日

明治10年(1877年)、漢学者・三島中洲によって創立され、今年140周年を迎えた二松學舍大学。「国際人の養成」を教育理念のひとつに掲げる同大学では、1995年に国際交流センターを開設し、交換留学制度や短期海外研修の実施、外国人留学生の支援、外国人留学生と日本人学生との交流会などを行っています。2016年秋よりオークハウスと提携。「ソーシャルレジデンス花小金井」「ソーシャルレジデンス南流山」「プレミア松戸」を留学生のための寮にご指定いただいています。今回は、国際交流センターの斉田氏にお話をうかがいました。

九段キャンパス1号館にて
二松學舍大学 教学事務部 国際交流センター事務室
室長 斉田 智明氏

オークハウスと提携し、留学生の交流の機会を拡大。事務手続きも簡略化

「2016年秋より九段キャンパスに通う留学生のために『ソーシャルレジデンス花小金井』を、さらに、2017年からは柏キャンパスに通う留学生のために『ソーシャルレジデンス南流山』と『プレミア松戸』を、寮として契約させていただいています。
これまでは、国際交流センターのスタッフが不動産業者を介して住まいを探し、大家さんとの交渉や契約、その一切合財をしてきました。留学生ですから、日本で住まい探しをするには、言葉の壁があり、保証人の問題があります。そこで、我々が代行して、一人ひとりのサポートをしてきたわけです。
しかし、このスタイルにはいくつかの課題がありました。まず圧倒的な課題は、それぞれの学生が別の場所に住むため、交流が生まれないことです。家にこもりがちになってしまう。それでは、大学と自宅の行き来のみになり、せっかく日本に来たのに、経験の幅が広がりません。『交流の場』が必要だと感じていました。
一方で、繁雑な事務手続きの問題です。家賃の確認、交渉、掃除、インフラ(水道・電気・ガス)の契約、さらに、留学生本人への説明、それらが、学生が入れ替わる度の仕事となりますので、業務量は大変なボリュームです。また、不動産業者と学生との直接契約になりますので、トラブルが起きた場合など、我々が契約者ではないというもどかしさがありました。この2つの課題を解決してくださったのが、オークハウスさんでした」。

「ソーシャルレジデンス花小金井」外観。入居者の国籍は、日本、韓国、中国、スウェーデン、フランス、台湾、アメリカなど、多彩。自然に国際交流が生まれています

ソーシャルレジデンス花小金井ラウンジ

オークハウスを選んだ理由は“信頼感”。住み込みの管理スタッフがいる点も安心

 「ドラマや経済情報など、様々なシーンで『シェアハウス』という言葉を聞くようになり、この住スタイルが、留学生の寮に適しているのではないかと考えました。そこで、何社かにご相談し、いくつかの物件を見学しました。本学でお預かりする留学生をお任せするわけですから、実績も含め信頼の置ける会社を選ぶことが最も重要です。まずなによりその観点からオークハウスさんにお願いしたいと考えました。オークハウスさんは、我々が求めている『国際交流』という明確なコンセプトをしっかりと理解してくれましたし、明るい国際交流が既に実現していました。さらに、物件数の豊富さ、広いエリアをカバーできること、情報ネットワークの確かさなども魅力でした。柏キャンパス用に約40名分の部屋をお願いしたのですが、キャンパスの近くにそれだけの数をアレンジしていただける点が魅力です」。
「なにより住み込みの管理スタッフがいらっしゃって、生活する上でのルールやマナー、さらに日本の文化まで教えてくれる、この部分でオークハウスさんは抜きんでていると思います。『コンビニはここにある』『安いスーパーはここ』にはじまり、『夜中に掃除機をかけてはいけない』ということまで、生活者目線で親身になって指導までしてくれる管理スタッフは、日本語が不確かな留学生にとって大変ありがたい存在です。ちょっとしたトラブルについても、一緒に住んでいて、即対応してくださるので安心です」。

「オークハウスさんは我々を信頼して、様々な事情を理解し、少々無理なお願いでも応えてくださった。本当にありがたいです」と語る斉田氏

「学校以外の友人ができる」と学生に好評。自然な国際交流が実現しています

「留学生の来日目的はあくまで“学び”ですから、生活サポートは黒子的役割です。不満がないのが最大の褒め言葉だと考えています。生活に不満がなく、無駄がない、無理がない、事故がないという現在の状況だけでも十分評価できると思います。『とても清潔で、住みやすい』という声もよく聞きますし、先日は、台湾からの留学生が『学校以外の友だちもできるシェアハウスでの暮らしがとても楽しい。友達の幅が広がるシェアハウスに住める二松學舍大学を選んでよかった』と言ってくれました。視野の広がり、授業以外での日本語の実践、交流など、我々がシェアハウスに期待していたベネフィットを体験してくれていました。このように、寮が二松學舍大学に留学する魅力のひとつになっていくと、さらに理想的ですね」。
「ソーシャルレジデンスは共用施設も充実しています。シアタールームがあったり、スタディルームがあったり・・・、バーベキューや花火大会などのイベントに参加する留学生もいます。若い人たちの暮らしをプロデュースしてくださることが大変ありがたいと思っています。
オークハウスさんにお願いして、最もいいところは、学生の様々なニーズ、リクエストに応えられるソフトを持っているところです。普通の一人暮らしでは叶わなかった国際都市、東京の楽しい生活を満喫できる可能性は素晴らしいと思っています」。

「ソーシャルレジデンス南流山」外観。最寄駅はJR武蔵野線・つくばエクスプレス「南流山」駅。柏キャンパスのある「柏」駅へ電車で14分。広域に豊富な物件があるため、キャンパスに近いところに寮を確保することができます

ソーシャルレジデンス南流山ラウンジ

多言語が飛び交う「国際寮」がやがて大学のブランドになっていくといいですね

「今後は、オークハウスさんと大学生に特化した『国際寮』を目指していきたいと思っております。例えば、学習部屋の比率が多いとか、週に1回日本語の勉強ができるとか、日本語の先生が住んでいるとか。短期的には、日本人学生も一緒に暮らす『国際寮』にしていきたいですね。グローバル志向な学生や地方からの学生にも住んでほしいですね。アジアに偏らず、欧米からの留学生も交えて、多言語が日常的に学べるような環境を創りたいです。『オリンピック村』のようなイメージで、様々な言語が飛び交う寮になっていくといいですね。それがやがて『二松學舍大学国際寮』というブランドになっていくといいなと思います」。

二松學舍大学(NISHOGAKUSHA UNIVERSITY)

明治10年(1877年)、漢学塾二松學舎設立以来、建学の精神に基づいて、真の国際人としての教養を備えた人材の育成に務め、今年140周年を迎える。

所在地/東京都千代田区三番町6番地16
学長/菅原 淳子
キャンパス/九段キャンパス、柏キャンパス  
国際交流センターとは
国際交流センターは1995年に旧沼南校舎(現在の柏校舎)に開設された。その目的は、教育理念のひとつでもある「国際人の養成」の具現化と、本学の国際交流の窓口として海外の大学との交換留学制度を制定し、 諸外国の人々との交流を推進することにある。
中国語・英語堪能な職員が常駐し、外国人留学生の生活相談に応じている。また、留学カウンセラー資格を保有している職員等による海外留学希望者に対するカウンセリングも行っている。
二松學舍大学のホームページ
http://www.nishogakusha-u.ac.jp/

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